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冷え性体質改善&生理痛体質改善のために「まごわやさしい」食べ方は一旦無視して食べてよい

2022.09.15


【目次】

本日の創健術①冷え性体質改善&生理痛体質改善のために「まごわやさしい」食べ方は効果的?

本日の創健術②冷え体質改善&生理痛体質改善のために「まごわやさしい」食べ方は一旦無視して食べてよい?

 

【冷え性体質改善&生理痛体質改善のために「まごわやさしい」食べ方は効果的?】

 

健康な身体を大切にする素敵なアナタへ

 

 

健康的な食事でよく紹介されるのがこちら

 

「ま・ご・わ・や・さ・し・い」

 

です

 

 

日本人が昔からよく積極的に食べていた食材が身体に良いことは間違いありません

 

 

その健康づくりのひとつとして、

 

 

「まごわやさしい」という食品選択方法が雑誌やテレビでも出てきます

 

 

健康意識の高い人なら雑誌やTVなどでよく紹介されるフレーズでもあるので、

 

 

当たり前に知っているかもしれませんね

 

 

でも全く知らない人もいると思いますのでまずは「まごわやさしい」の説明から始めます

 

 

ほとんどの健康専門書でも日本人の身体に合う食事は、

 

 

代表例として「伝統的な和食」と言われます

 

 

和食は、

 

①ごはん

 

②味噌汁

 

③漬け物

 

 

以上の3点セットが基本となっています

 

 

プラスで梅干しやごま塩など加えると、

 

 

よりミネラル補給に効果的とされています

 

 

ごはんはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な玄米がおススメとあります

 

 

玄米が苦手な人や体質の合わない人は、

 

 

分づき米や雑穀、マメ類を混ぜるとよいと以下のように紹介されます

 

 

それぞれの食品群ごとの頭文字からとってつけられたのが

 

「まごわやさしい」

 

です

 

 

さらに細かく見てみましょう

 

 

まめ…大豆(味噌、しょうゆ、豆腐、納豆など)、あずき、エンドウ豆、インゲン豆

 

 

ごま…ごま、木の実(松の実、ピーナッツ、くるみ、ぎんなんなど)

 

 

わかめ=海藻類…わかめ、こんぶ、ひじき、のり、あおのり、あおさ

 

 

やさい…根菜、葉菜(キャベツ、白菜など)、果菜(なす、トマトなど)

 

 

さかな…小魚(しらす、あじ、いわし、さんまなど)、貝類、桜えびなど

 

 

しいたけ=キノコ類…しいたけ、しめじ、えのき、きくらげ、エリンギ

 

 

いも…さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋、長芋

 

【冷え体質改善&生理痛体質改善のために「まごわやさしい」食べ方は一旦無視して食べてよい?

 

さて、結論を言うと、

 

 

冷え性体質改善&生理痛体質改善のために、

 

 

上記の「まごわやさしい」にこだわる必要は全くありません

 

 

まず、栄養コンシェルジュの身体の仕組みで見た栄養の分類で、

 

 

「まごわやさしい」を改めてジャンル分けしてみます

 

 

「まごわやさしい」

(栄養コンシェルジュ 食品カテゴリーマップでの分類)

 

 

まめ…大豆(味噌、しょうゆ、豆腐、納豆など)

カテゴリー2A(植物性たんぱく質主体)

 

 

あずき、エンドウ豆、インゲン豆

カテゴリー1(ブドウ糖主体)

 

※同じ豆類でも大豆製品以外は摂取すると体内での代謝のされ方(巡るルート)が異なります

 

 

ごま…ごま、木の実(松の実、ピーナッツ、くるみ、)

カテゴリー5(多脂性食品)

 

 

ぎんなん⇐カテゴリー1(ブドウ糖主体)

 

 

基本的に種の大きい食品は、種自体も脂質の塊ですが、

その種周囲も脂質が多く含まれています

例:アボカドなど

 

 

わかめ=海藻類…わかめ、こんぶ、ひじき、のり、あおのり、あおさ

カテゴリー3(食物繊維+ビタミン+ミネラル)

 

 

やさい…根菜、葉菜(キャベツ、白菜など)、果菜(なす、トマトなど)

カテゴリー3(食物繊維+ビタミン+ミネラル)

 

 

さかな…小魚(しらす、あじ、いわし、さんまなど)

カテゴリー2C(たんぱく質+魚介類性脂質)

 

 

貝類、桜えび

カテゴリー2B(たんぱく質+魚介類性脂質)

 

 

しいたけ=キノコ類…しいたけ、しめじ、えのき、きくらげ、エリンギ

カテゴリー3(食物繊維+ビタミン+ミネラル)

 

 

いも…さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋、長芋

カテゴリー1(ブドウ糖主体)

 

 

ごま以外はカテゴリー123に含まれており、

 

 

「5大栄養素(炭水化物・たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル)がバランス良く揃っている」ことになります

 

 

しかし、細かく見ると大きな落とし穴があるのです

 

 

例えば、血糖調整に問題がなく、

 

 

痩せ型で貧血がある冷え性ステージ1や2の状態の方の場合、

 

 

玄米はオススメしません

 

 

これは玄米の食物繊維が細胞に届ける役目を持つインスリン分泌の働きを抑えてしまうからです

 

インスリンに関してはコチラの記事をご覧下さい

 

 

「冷え性体質改善にはインスリンの活用がポイント」

https://souken-sasuke.com/wp-admin/post.php?post=3503&action=edit

 

 

冷え性体質改善や生理痛体質改善の場合でも、

 

 

白米や玄米と白米を混ぜた物でOK

 

 

玄米を摂りすぎると便秘の原因となり、

 

 

良かれと思って食べたものが

 

 

「下半身の冷え」「生理痛悪化」

 

 

にも影響してしまいます

 

 

また、70代以降のシニア層の方にも玄米の常用摂取はオススメしておりません

 

 

こちらも消化機能が低下しているので便秘悪化の原因となります

 

 

玄米は確かに栄養バランスが豊富です

 

 

しかし、現代は江戸時代と違い、豊富な食品を自由に選べる時代になりました

 

 

玄米がなくても、別で野菜や海藻類でビタミンやミネラル補給が出来ます

 

 

よって、

 

 

「玄米じゃないと解決されないと勘違いする」

 

「白米は白砂糖と同じである」

 

 

というのは、身体の中で起きる反応を全く無視しています

 

 

本当に栄養学を知っている人はそのような極端な話はしません

 

 

何かを売りつけるセールストークのようなものでインパクトある内容で引きつけようとしているだけです

 

 

よって、現代では無理して

 

 

「マクロビオティック」

 

 

にこだわったりする必要はありません

 

 

どれかの食品で栄養バランスが補われればそれで良いのです

 

 

また、熱を生み出すために必要な酸素を届けるためには、

 

 

赤血球内のヘモグロビンが必要です

 

 

「まごわやさしい」だけで食事摂取を取り組むと、

 

 

「ヘモグロビン」の材料として欠かせない鉄分の補給に困難が出てきます

 

 

冷え性&生理痛体質の方の多くは女性でしかも貧血持ちの方も多いです

 

 

この様な方が、

 

 

「野菜から食べる」

 

「玄米をたくさん食べる」

 

「お肉を食べない」

 

 

となると血液を増やしたり、

 

 

効果的な細胞に栄養を届け、熱を作り出すシステムは発揮されません

 

 

また、鉄分補給はテクニックがいくつか必要です

 

 

植物性の非ヘム鉄よりも動物性のヘム鉄の方が吸収率が良いです

 

 

動物性食品であるお肉(鶏肉⇐カテゴリー2D、牛肉、豚肉など⇐カテゴリー2E)から選ぶのが、

 

 

ヘム鉄が豊富であり、貧血や血液をつくるのには適しています

 

 

これらの食べる組み合わせや順番は冷え性ステージによって体質改善のパターンが異なります

 

 

当然、選ぶべき食品、食べる順番やタイミングなどは個人個人で違います

 

 

より具体的なアドバイスにするためには血液生化学検査のデータがあると、

 

 

食べる食品だけでなく、ボリュームまで調整しやすいです

 

 

健康志向で「まごわやさしい」にとらわれすぎている人ほど、

 

 

冷え性体質改善&生理痛体質改善ができていない人が多いのです

 

 

あまり偏った概念でこだわりすぎたり

 

 

特殊な食材にだけ注目して無理することもしなくて良いです

 

 

大事なのは「命あるものからまんべんなくいただくこと」です

 

 

それによって、冷え性体質も生理痛体質も改善可能です

 

 

無理して冷え性体質改善&生理痛体質改善の為に苦手な玄米を食べている人、

 

 

お肉を我慢して魚しか食べていない人、

 

 

キノコ類が苦手なのに我慢して食べている人、

 

 

皆さんそれらの食品を食べなくても他の食品摂取で冷え性体質改善&生理痛体質改善は可能ですからね

 

 

安心して下さいね

 

 

「まごわやさしい」食べ方は確かに日本人の腸の進化に適した、

 

 

素晴らしい食事方法だと思います

 

 

しかし、現代は環境が昔と異なり、多様性の時代となりました

 

 

昔ながらの伝統も守りながら、

 

 

最新の研究で分かっている知識や技術も上手く組み合わせながら、

 

 

上手く融合させれば良いのではないでしょうか

 

 

柔軟に結果に導くことのできる手法をうまくコラボさせれば、

 

 

偏ったり、無理をしたり、我慢したりすることはないと感じます

 

 

こだわりも過ぎれば不健康になりますので、

 

 

「中庸」

「バランス良く」

 

 

をテーマに冷え体質改善&生理痛体質改善に取り組まれてはいかがでしょうか?

 

 

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