
【冷え性体質改善にはたんぱく質だけ摂取しても非効率】
健康な身体を大切にする素敵なアナタへ
冷え性体質改善のためにたんぱく質摂取を心がける方も多いです
しかし、たんぱく質だけを大量に摂取することは、
身体の仕組みからみると非効率です
特に冷え性体質改善の場合、
たんぱく質摂取の活用ポイントがあります
むやみやたらにプロテインを摂取したり、
肉をガンガン食べすぎなくても良いのです
また、冷え性にはたんぱく質を摂取すると良い
理由がいくつかあります
身体を温める作用について理解していきましょう
【たんぱく質で熱産生する作用】
さて、たんぱく質を摂取すると必ず熱が産生され、
身体がポカポカします
まずはその身体システムから理解しましょう
実は熱を産み出す器官としては、
1位が筋肉、
2位が肝臓、
3位が小腸
です
また、基礎代謝の約2割を筋肉が占めるので
たんぱく質を摂取することが大切というのは冷え性体質改善だけでなく、
日々の健康管理において基本です
また、食事を摂ると食べ物を消化する際にもエネルギーを消費します
このとき熱も産まれるのです
これを「食事誘発性熱産生(DIT)」といいます
このDITは食事で摂取したカロリーの6%~10%程度のカロリーを消費して
熱産生も同時に発生します
例えば、2000㎉の食事摂取の場合、
120~200㎉は消化に必要なカロリー消費をしているということです
そして、食後にポカポカするのもこの効果によるものです
このDITは、
たんぱく質摂取の時が20~30%
糖質摂取で5~10%
脂質摂取で3~5%
それぞれ消費しているということです
つまり、高たんぱく質食は、
最もエネルギー消費が高いので、
熱産生も高まることから冷え性の方には良いとされているのです
また、唐辛子の辛味成分であるカプサイシン摂取でも
このDITを高めるサポートになるので、
身体がポカポカするということです
ただし、このシステムは食事を摂取したときのみに起こる反応で一時的なものです
慢性的な冷え性体質改善の為には、
きちんと細胞に栄養を届けて、
血液や筋肉などゴールに到達しなければ、
身体を温め続けるシステムは上手く働いてくれません
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
【ご飯を食べてから肉を食べよう】
何度も登場する「食品カテゴリーマップ」ですが、
皆様もどんどん活用して下さいね
さて、以前紹介したマガジンでは、
特にやせ型冷え性の方は野菜から食べない方がよい話をご紹介しました
(ただし、肥満や糖尿病などの場合は除く)
実はたんぱく質も大量に食べても、
筋肉や各細胞に届いていないことがほとんどなのです
このとき関わるのも「インスリン」なのです
結論から言うと、
このインスリンが分泌された状態になると
細胞に栄養が届けられやすくなるので、
摂取したたんぱく質ももれなく細胞に送られていきます
よって、やせ型冷え性の方の場合は、
カテゴリー1⇨カテゴリー2⇨カテゴリー3の順番で食べることを意識すると良いです
一方で、肥満や糖尿病の場合は血糖状態に問題が生じているケースがほとんどなので、
カテゴリー3もしくはカテゴリー2C(魚類)⇨他のカテゴリー2⇨カテゴリー1が良いです
ちなみに、細胞に入りきらなかったたんぱく質は、
体内で保管できないため、
早くて1時間~2時間で尿として
速やかに排泄されていきます
よって、大量にたんぱく質だけを摂取しても、
肝臓や腎臓に負担をかけてしまいますので要注意です
たんぱく質の摂りすぎかどうかは、
血液検査のデータの「eGFR」
という項目で評価できます
というわけで、たんぱく質も自分の身体の状態に
適した量やタイミングで摂取することを心がけましょう
また、以前毎食のたんぱく質摂取量の最低量について紹介しましたが、
再度ここでもご紹介します
例えば、60㎏の人が健康管理で1日摂取するべきたんぱく質量は
体重1kgあたり1gですので、約60g程度のたんぱく質量が目安となります
ところが、1食で60gたんぱく質を食べても体内には吸収されないのです
3食毎に分けて食べるのが正解です
つまり、60kgの人ならば、
15~20g程度の量が最低摂取量になります
卵1個で約7g、
納豆1パックで約7g、
普通茶碗1杯の白米で約6g
たんぱく質がそれぞれ含まれています
意外と毎食食べるのは大変かもしれませんが、
比較的実践しやすいのでぜひ、心がけてみてください
あなたがココロもカラダも
イキイキとポカポカであることを応援しています
健康に感謝
読んでいただいたあなたに感謝
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創健スタジオSASUKEの特徴
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